Oracle, The World's Largest Enterprise Software Company

Oracleは6月27日(米国時間)、Oracle Linuxの最新版となる「Oracle Linux 6.3」を公開した。Oracle Linux 6.3は、21日(米国時間)に公開されたRed Hat Enterprise Linux 6.3に対応するバージョン。アーキテクチャはx86 (32bit)及びx86_64 (64bit)に対応している。

Oracle Linux 6.3は2つのカーネルパッケージが含まれている。ひとつはOracleの独自改良が加えられたカーネルUnbreakable Enterprise Kernel (UEK)で、もうひとつはRHEL 6.3互換カーネル。どちらも標準でインストールされるが、UEKの方にはRHEL 6.3にはない様々なネットワークドライバやストレージドライバの更新が行われている。ドライバの詳しい情報についてはリリースノートが参考になる。

Oracle Linux 6.3ではBtrfsが使用できるようになっている。ただし、標準のインストールメディアで初期インストールする場合、ルートファイルシステムをBtrfsで作成することはできない。ルートファイルシステムをBtrfsにしたい場合はBoot.isoを使用する必要がある。また、Boot.isoはFTP/HTTP/NFS経由でのインストールソースを要求するため、ネットワークに接続できる環境が必要となる。