カシオ計算機は6月27日、ビジネス管理の課題に効率的に対応し、自社インフラストラクチャをクラウドに対応させるため、Red Hat Enterprise VirtualizationとIBM BladeCenterの組み合わせを選択したと発表した。

BladeCenter HS23E

カシオは、2005年にIBM System xサーバの仮想化を決定し、2007年にはプロプライエタリな仮想化ソフトに加え、オープンソースのハイパーバイザーも利用するようになった。その後、オープンソースのハイパーバイザーをベースとするRed Hat Enterprise Virtualizationがカシオに提案された。

2010年には、効率性の向上と同社の特定事業部門向けITシステムの開発を目的として 、IBM BladeCenter/xSeriesサーバのさらなる最適化を行うとともに、Red Hat Enterprise VirtualizationとRed Hat Enterprise Linuxが導された。

カシオは、現在Red Hat Enterprise VirtualizationとRed Hat Enterprise LinuxをIBM BladeCenter上で稼働させており、将来のクラウドソフトウェアに対応すべく、さらにRed Hatのソリューションを展開することを計画している。