Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers. |
Ubuntuの開発メーリングリストにおいて22日(協定世界時)、UbuntuにおけるUEFIセキュアブートのプランが発表された。Ubuntuおよび支援企業であるCanonicalはすでにUEFIセキュアブートへの対応としてUbuntu専用の認証キーを使用することを公表しており、今回新たに詳細な実装計画が公示されたことになる。
Ubuntuの主要メンバーであるSteve Langasek氏によると、セキュアブートが有効になっているシステムでは標準のブートローダであるGRUB 2を使用せず、Intelの「efilinux」というUEFI用の軽量ブートローダーを改良して使用する計画だとしている。UbuntuではすでにUbuntu認証キーを作成しており、非公開キーの方はLaunchpad基盤上で安全に保管されているという。また、CDからブートする場合は、Windows認証キーで署名されたローダーからefilinuxを実行してUbuntu認証キーで署名するとしている。
UbuntuではMicrosoftの認証システムの代替を提供するというわけではなく、Ubuntu認証キーを追加するだけだとしており、現状の計画ではUbuntu認証キーのための署名サービスを提供する計画はないとしている。なお、Canonicalの公式ブログではこの新しいブートローダーの仕組みを次期バージョンであるUbuntu 12.10に組み込むつもりであることを発表している。