Wireshark is the world's foremost network protocol analyzer, and is the de facto (and often de jure) standard across many industries and educational institutions.

Wireshark Foundationは21日(米国時間)、Wiresharkの最新版「Wireshark 1.8.0」を公開した。Wiresharkはオープンソース、クロスプラットフォームのネットワークアナライザツール。GPLv2のもとでソースコードが公開されており、Windows(32bit/64bit)とMac OS X(10.6以降:Intel 64bit/10.5以降:Intel 32bit/10.5以降:PPC 32bit)向けのバイナリパッケージが提供されている。

Wiresharkは、2006年6月にEtherealから引き継がれたプロジェクト。ネットワークパケットアナライザとして多数のプロトコルおよびフィルタリングをサポートしており、ネットワークのトラブルシューティングから分析、開発、教育といった用途まで幅広く利用されている。

Wireshark 1.8.0では複数のインタフェースから一度にキャプチャリングできるようになっており、パケットおよびキャプチャファイルへの注釈の追加、編集、保存が可能になった。また、Wireshark、TSharkおよび関連ユーティリティが標準のファイル保存にpcap-ng形式を利用するようになり、IEEE 802.11/IPsec/ISAKMPの複合鍵管理が用意になっている。その他、64bit版WindowsにOID解決のサポートやGeoIP機能にIPv6の対応、新たなサポートプロトコルの追加などが行われている。