qooxdoo is a universal JavaScript framework with a coherent set of individual components and a powerful toolchain.

The qooxdoo projectは21日(ドイツ時間)、qooxdooの新版「qooxdoo 2.0」を公開した。qooxdooは、JavaScriptで開発されているオープンソースのAjaxアプリケーションフレームワーク。GNU LGPLおよびEPLのデュアルライセンスを採用しており、Webサイト、モバイル、デスクトップ、サーバなどマルチプラットフォームに対応している。

qooxdoo(発音はクークスドゥーに近い)は、さまざまなプラットフォーム向けのアプリケーションを作成できるJavaScriptフレームワーク。qooxdooを利用することで、オブジェクト指向プログラミングによるRIA(Rich Interactive Applications)やモバイルデバイス用のネイティブライクなアプリ、従来のWebアプリケーションなどが開発できる。

qooxdoo 2.0は2009年12月にリリースされたqooxdoo 1.0以来のメジャーバージョンアップ。qooxdooではこれまでデスクトップ環境を対象としていたが、4月より各プラットフォームに特化したqx.Website、qx.Mobile、qx.Desktop、qx.Serverの4つのコンポーネントを用意するようになった。

追加されたIndigoテーマ

qx.Mobileのテーマスイッチャ

qx.Websiteでは、DOMハンディング、サーバ通信用I/O、mustache.jsの追加、CSSアニメーション、プラグインAPIの導入などが行われており、qx.Mobileでは、タブレットデバイス向けに新しいページマネージャが追加され、AndroidおよびiOS向けのテーマや"Indigo"というテーマが導入されている。これらテーマは「Theme Switcher」によって切り替えることができる。Indigoテーマはqx.Desktopにも追加されており、qx.Serverにはクラス/インタフェース/ミックスイン/カスタムイベント/データバインドといった基本的なオブジェクト指向機能が提供されている。