アドバンスト・メディアは6月22日、音声認識機能を利用できる企業向けのクラウドサービス「AmiVoice Cloud」の本格販売を今夏より開始すると発表した。あわせて、音声認識機能を活用したアプリケーションの開発キット「AmiVoice Mobile Toolkit」の提供も行う。

AmiVoice Cloudは、初期コストを抑えて音声認識機能を導入できるサービス。通信ネットワーク経由で機能する「DSR (分散型音声認識)方式」に対応し、サーバを準備する必要がない。また端末内で認識処理を行うことで、オフライン環境での利用にも対応する。

AmiVoice Mobile Toolkitは、iOS / Androidアプリに音声認識機能を組み込むためのSDK。今回提供が決まった両サービスにより、書類作成やWeb検索、グループウェアのコントロールなど、さまざまな用途で音声認識機能を活用できる。

利用イメージ(音声入力による検索機能)

同サービスには、金融、保険、製薬業界など各業界の専用辞書が用意されているため、業界特有の用語や同音異義語にも対応できるという。AmiVoice Mobile ToolkitはiOS用とAndroid用があり、価格は各100万円(税抜)となっている。AmiVoice Cloudの利用料金は別途問い合わせとのこと。