埼玉県北本市とシャープは6月22日、シャープの液晶テレビ「AQUOS」を用いた高齢者の安否確認サービス「見守りテレビ」の実証実験を7月1日から9月30日まで開始すると発表した。

同サービスは、AQUOS向けに提供している「見守りサービス」をもとに、高齢者の安否確認システムの導入に取り組んでいる北本市とシャープが共同で開発したもの。見守りサービスは2011年3月より開始されており、テレビの使用状況(電源のON/OFF)を指定したアドレスに電子メールで自動送信するもの。

実証実験では、北本団地自治会の協力の下、高齢者宅にAQUOSを設置し、電源のON/OFF操作やチャンネル操作の情報をインターネット経由で北本市や自治会が管理するPCに送信し、これらの情報と毎日のテレビ操作の時間帯などを比較することで、高齢者の暮らしを見守る。

見守りテレビ」の実証実験の概要

テレビの電源をONにすると自治会の掲示板に自動的にアクセスして地域情報を表示し、テレビの画面上に表示される「体調アンケート」で、その日の体調を「よい、ふつう、いまひとつ」から選択回答して連絡することが可能。

左から、「体調アンケート」と「見守り情報閲覧ページ」のイメージ