富士通フロンテックは6月21日、モバイル端末を活用して顧客サービスの向上と店舗業務の効率化を実現する「モバイルPOSソリューション」の販売を開始すると発表した。本ソリューションは、量販店向け及び専門様向けの2製品が発売される。
量販店向けの「TeamStore/M モバイルソリューション」は、堅牢性を備えたモバイル端末「Patio700 POS」を活用してEOB(Electric Order Book)とPOSというマルチな運用が可能な店舗ソリューションで、レシートプリンタやカスタマーディスプレイ、ドロアなどのPOS周辺機器を接続することでPOSとしても使用可能。発注業務を行う際はEOB端末として利用し、レジの繁忙時は応援POSとして活用することで、顧客のレジ待ち時間を短縮できる。
またPatio700 POSだけでなく、一般的なレーンPOS、セルフチェックアウトシステムやセルフペイメントシステムにも対応している。出荷時期は6月30日からで、価格(税別)は25万8,000円から。
専門店向けの「TeamStore/S モバイルソリューション」は、タブレット端末を活用して接客をスマートに行うことが可能な店舗ソリューションで、10.1インチのAndroid搭載タブレット端末「ARROWS Tab Wi-Fi」を使ったモバイルPOSとなっている。ファッション専門店などで、購買履歴の参照や顧客登録といった接客業務から売上登録まで、顧客から離れずに接客できるため、業務を効率化しながら顧客対応力を向上できる。
デザイン性を追求した「TeamPoS7000」シリーズに対応し、タブレット端末と連携することで、ファッション専門店などのエレガントな空間を持った店舗に、最適なチェックアウト環境を提供する。出荷時期は7月20日からで、価格(税別)は15万円から。