OpenBSD派生OSの「Bitrig」が始動 - 6月中の公開を目指す

後藤大地  [2012/06/14]

The OpenBSD project produces a FREE, multi-platform 4.4BSD-based UNIX-like operating system.

2012年6月下旬にBSD系ファミリーに新たなOSが加わるかもしれない。「Bitrig」というプロジェクトがスタートしている。Bitrigは、OpenBSDからフォークしたOSで、無償で利用でき、高速で安全、移植性の高いUNIXライクなオープンソースOSの提供を目指している。

Bitrigプロジェクトでは、組み込みシステム上で動作可能なようにベースシステムはできるだけ小さくすること、積極的に最新のハードウェアに対応していくこと、情報やニュースの提供にソーシャル・ネットワークを利用すること、四半期ごとのRC(Release Candidate)と1年ごとのメジャーリリースなどを目標として掲げている。

Btrigでは現在、ロードマップとして次のような機能の導入を目指している。

  • 標準のビルドコンパイラとしてllvm/clangのサポート
  • KVMによる仮想化機能の提供
  • ジャーナリングファイルシステムとしてWAPBLのサポート
  • ARMアーキテクチャへの対応
  • FUSE/puffs機能のサポート
  • libstdc++の代わりとなるlibc++の導入
  • libgcc.aの代わりとなるcompiler-rtの導入
  • GNUツールからFreeBSDのELFツールチェインへのリプレイス

ロードマップを見ると、GPLのソースコードからの脱却を図っていることがわかる。すでに、llvm/clangやcompiler-rtの導入は完了しているという。また、アーキテクチャはi386(x86)とamd64(x86-64)をターゲットとし、将来はARMをサポートしていく予定で、ソースコードは非ウィルス性ライセンスのもと公開したいとしている。

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