角川コンテンツゲートとメディアファクトリーは6月11日、電子書籍配信プラットフォーム「BOOK☆WALKER」とスマートフォン向け電子書籍アプリケーション「MFラノベ☆コミック」において、購入コンテンツの相互同期機能をリリースすることで合意した。BOOK☆WALKERの運営は角川グループ、MFラノベ☆コミックの運営はメディアファクトリーが行っており、相互同期機能は2012年度内にリリースされる予定。

現在、BOOK☆WALKERでは角川グループの作品を中心に5000タイトル以上を取り扱っており、そのなかにはMFラノベ☆コミックで販売中の作品も多く含まれる。メディアファクトリー作品は今後さらに拡充される予定で、両サービスに購入コンテンツの相互同期機能の搭載を望むユーザーも多かったという。

購入コンテンツ相互同期機能のイメージ

これまでは、どちらかのサービスで購入したコンテンツはもう一方のサービスで利用できず、どうしても利用したい場合は同じコンテンツを再度購入するしかなかった。しかし同機能の実装後は、購入の際にプラットフォームの違いを意識する必要がなくなり、どちらのサービスでコンテンツを購入しても両サービスで利用可能になる。

なお、角川グループホールディングスは2011年11月にメディアファクトリーを子会社化している。BOOK☆WALKERでは今後も他の電子書籍サービスに対して本棚同期機能をオープン化し、ユーザーの利便性向上と電子書籍の信頼拡大に努めるという。