NECビッグローブは6月8日、Twitter利用者向けの情報サイト「ついっぷるトレンド」でのツイート分析をもとに、5月のTwitter利用動向を発表した。発表によると5月の日本の総ツイート数は12億4023万件で、4月から10%増加した。

5月に最も話題を集めたワードは「金環日食」で、観測日の21日には260万件ものツイートが投稿された。ワードランキング3位「ナウシカ」のテレビ放送日のツイート数が73万件、8位「スカイツリー」の開業当日のツイート数が31万件であったことからも、金環日食が非常に大きな注目を集めていたことがわかる。

「金環日食」「風の谷のナウシカ」「東京スカイツリー」ツイート数の推移

また5月のワードランキングでは、6日に関東北部などで発生した「竜巻」が4位に入り、29日に関東の広範囲で発生した地震によって「震度3」が5位、「震度4」が7位に入った。このほか、ネットで流行した謎の組織「ダークコンドル」が6位にランクインし、W杯サッカー最終予選直前の23日アゼルバイジャン戦が放送されたことで「サッカー」が9位になった。5日に観測された、通常より大きく明るい満月「(スーパー)ムーン」もトップ10に入っている。

なお、5月からツイート分析に「電車」「カラオケ」などの日常的に使用されるワードを除去する仕組みを導入したことで、よりトレンドが反映されたランキングになっているという。

5月のワードランキング

5月のハッシュタグランキングでは、先月3位だったTwitter関連ツール「ツイート数カウントくん」のタグが1位になっている。次いで、TVアニメ「プリキュア」関連のタグが2位、「今聴いている音楽」のタグが3位。上位人気のタグに大きな変動はないが、各都道府県を群馬県の傘下にしていくアプリ「ぐんまのやぼう」のタグが初登場で6位に入っている。

5月のハッシュタグランキング

同分析の集計対象期間は5月1日午前4:00~6月1日午前4:00。総ツイート数はサンプリングによるデータ集計値で12億4022万8100ツイート、日別での最多投稿日は5月6日の4542万1940ツイート。なお、集計データの端末別投稿比率では、スマートフォンからの投稿が47.4%まで増加している。