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The Software Freedom Conservancy, Inc. is a 501(c)(3) not-for-profit organization incorporated in New York. |
The Software Freedom Conservancyは29日(米国時間)、フリーソフトウェアライセンスの法令遵守に対して組織的に取り組む新たなプロジェクトを立ち上げたことを発表した。複数のプロジェクトや開発者がフリーソフトウェアライセンスを守るため、この取り組みに参加しているという。
The Software Freedom Conservancy(SFC)は、2006年にアメリカで設立されたフリー/オープンソースソフトウェアを支援する非営利団体。フリー/オープンソースソフトウェアを開発しているチームやプロジェクトに対して、幅広いサービスを提供している。2012年5月末現在、BongoやBoost、BusyBox、Git、Inkscape、Mercurial、Samba、Squeak、Wineなどを含む27のプロジェクトがメンバーとして参加している。
SFCではこれまでBusyBoxプロジェクトとともに継続的にフリーソフトウェアの法令尊守に対する取り組みをお行ってきたが、新たにSambaもこの取り組みに従事したことを発表している。そして、BusyBoxおよびSambaの参加によって、Linux開発者のために「The GPL Compliance Project」という新たなコンプライアンスプロジェクトを立ち上げている。
この新しいプロジェクトはRed Hatの社員であるMatthew Garrett氏を含む、GPLv2ライセンスのもとでLinuxカーネル開発に貢献した著作権保有者で構成されており、プロジェクト開発者と協力的に協議しながらGPLの法令尊守の問題に対処していくとしている。