LibreOffice is the power-packed free, libre and open source personal productivity suite.

The Document Foundationは30日(ドイツ時間)、LibreOfficeの最新版「LibreOffice 3.5.4」を公開した。LibreOffice 3.5.4は、2月中旬に公開された3.5系のメンテンナンスアップデート。GNU LGPLv3のもとオープンソースで提供されている。

The Document Foundation(TDF)は、2010年にOpenOffice.orgプロジェクトの主要メンバーによって立ち上げられた団体。OpenOffice.org 3.3のソースコードをもとに開発をスタートし、2011年1月にLibreOffice 3.3をリリースしている。LibreOfficeはWindowsやMac OS X、Linux向けにバイナリバッケージが提供されており、UbuntuやFedoraといった主要なLinuxディストリビューションではLibreOfficeを標準のオフィススイートとして採用している。

LibreOffice 3.5.4は前バージョンよりも大幅にパフォーマンスが向上したバージョンとなっている。TDFによると、ボランティアおよび開発者たちが活発にバグやリグレッションの追跡作業を行い、多くのコードが最適化されているという。発表では、「3.5.4はこれまでのフリーオフィススイートの中で最速バージョンとなった」としており、環境やファイルの内容によって変わるが、大きなファイルを開くときに最大100%のパフォーマンス向上が見られるとしている。