サイバーエージェントと凸版印刷は、凸版印刷が開発した次世代プロモーションシステム「LinkPlace」の新機能を活用したO2O(オフラインtoオンライン)プロモーションを、5月下旬から提供すると発表した。

LinkPlaceは、NFCとソーシャルメディアを活用してO2Oプロモーションを実現するシステム。今回、凸版印刷はLinkPlaceの機能強化を行っており、ICタグでNFC搭載スマートデバイスにタッチするとスタンプを取得できる「スタンプラリー」をはじめ、プレゼント抽選や投票ランキング表示などのゲーミフィケーション要素が取り入れられたほか、クーポン表示や画像投稿の機能も搭載された。

さらに、ソーシャルメディアとの連携も強化され、Facebookだけでなく、Twitterなどのメディアにも対応した。

LinkPlaceのイメージ

なお、両社はすでにLinkPlaceを活用したサービスとして、ICタグ内蔵のリストバンドを装着してNFC搭載スマートデバイスにタッチすると、Facebook上に「いいね!」が送信される「リアルいいね!」プロモーションの共同販売を3月に発表している。

6月8日にサイバーエージェントが開催するブロガーイベント「AmebaGG Premium Beauty Studio」では、LinkPlaceの「リアルいいね!」システムとスタンプラリー機能が導入される予定で、協賛ブースや開催セミナーの情報が、リアルタイムで参加者からソーシャルメディア上に発信されるという。

同サービスの初期導入費用は100万円からで、カスタマイズ費用 / 運用費用 / 企画費用が別途必要。両社は今後、商業施設や店舗、企業のイベントなどでの同サービスの提供を進め、2012年中に30件の導入を目指すとしている。