World's first HTML5 SIP client

Doubango Telecomは15日(現地時間)、SIPクライアント「sipML5」を公開した。sipML5は、JavaScriptで開発されているSIPクライアント。GPLv3のもとオープンソースで公開されており、HTML5とWebRTCをサポートするブラウザ上で動作する。Doubango Telecomによると、HTML5で動作するオープンソースのSIPクライアントとしては、sipML5が世界で初めてだとしている。

sipML5はAndroidやiOS、ソーシャル・ネットワーク、オンラインゲーム、eコマースサイト向けに開発されたオープンソースのSIPクライアント。拡張機能やプラグインなどを必要とせず、WebRTCとHTML5だけで動作する。現在、オーディオ/ビデオコール、インスタントメッセージング、在席機能、保留およびレジューム機能、コール転送、マルチラインおよびマルチアカウント、DTMFのサポートなどを実現しているという。

Doubango Telecomでは、テスト向けにLive Demoを用意している。sipML5はWebRTCをサポートしているWebブラウザで実行できるが、Chrome 20.0.1127.0(Canary)以上を推奨している。Canary版Chromeで「chrome://flags」を開き、MediaStreamおよびPeerConnectionを有効にすることで、WebRTCが有効になる。デモサイトはWebRTCをサポートしているiOSやAndroid、Windows、Mac OS X向けのSIPクライアントからコールできるとしている。