宇宙航空研究開発機構(JAXA)および三菱重工業は、5月18日1時39分(日本時間)に種子島宇宙センターから第一期水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W1)および韓国多目的実用衛星3号機(KOMPSAT-3)、小型副衛星(SDS-4、鳳龍弐号)を搭載したH-IIAロケット21号機(H-IIA・F21)を打上げたことを発表した。

H-IIAは打ち上げ後、正常に飛行を行い、打ち上げ後約16分3秒にKOMPSAT-3を、約22分59秒に"しずく"を分離したことを確認。また、SDS-4および鳳龍弐号についても、計画通りに分離信号を送出したことが確認されたという。

打ち上げ時の天候は晴れで、西北西の風(4.9m/s)、気温18.7℃であった。なお、しずくは今後、AMSR2アンテナの展開などを行う予定となっている。

H-IIA21号機の打ち上げの様子 (C)JAXA

「しずく」分離の様子 (C)JAXA/MHI