本田技研工業は17日、原付一種の二輪車「スーパーカブ50」をフルモデルチェンジして、25日に発売すると発表した。価格は、従来モデルのカスタムタイプと比べて消費税込みで4万8,300円安く設定した、18万7,950円。

「スーパーカブ50」。左がパールハーベストグリーン、右がパールプロキオンブラック。そのほか、スマートブルーメタリック、バージンベージュ、パールバリュアブルブルーの3色があり、計5色を展開

フルモデルチェンジしたスーパーカブ50は、"ニューベーシックカブ"を開発コンセプトとし、装備を充実させながら使い勝手を高めるとともに、手頃な価格を目指したモデル。

エンジンは、低フリクション技術を多岐にわたって採用した高効率の空冷・4ストローク・単気筒50ccを搭載。低・中回転域を重視したトルク特性により、荷物積載時などで力強い走りを実現するとのこと。燃費は110.0km/L(30km/h定地走行テスト値)。

また、発進と変速で独立したクラッチ機構を備えた2段クラッチシステムを初採用し、変速時のショックを軽減している。

車体は、剛性に優れたバックボーンタイプのパイプフレーム(角断面パイプ)を新採用。従来モデルのカスタムタイプに比べホイールベースを35mm延長したことなどにより、荷物積載時の安定した走行に寄与するという。