高砂製作所は、リチウムイオン電池を搭載したポータブル電源「PP-2502A」の販売を開始すると発表した。出荷開始は7月を予定しており、価格は25万円(税別)。100W消費する機器で約1.7時間の供給可能。充電時間は約3時間だ。
同製品は、同社のポータブル電源シリーズ「PP-2501A」の上位機種で、従来製品と比べて、商用電源の停電を検出し、自動でリチウムイオン電池からAC100V出力する機能と、商用電源による充電時でもAC100V出力する機能を備えている。
出力は最大200W。並列接続の場合最大1000W出力で運転が可能で、旧機種(PP-2501A)との混載使用もできる(ただし、常時給電機能は無効にした混載可能で最大1500W出力)。
同製品は、商用電源に接続しつつ、同時に利用機器に接続しておくことで、停電が起きた際、1秒以内に自動切替が可能で、停電後、商用電源が復旧した際、ポータブル電源から商用電源への自動切替が可能であるとともに、手動で復旧するモードも搭載。復旧状況に応じてモードを選択できる。
また、USB出力装備2ポートをもち、商用電源周波数への対応が必要な機器のための出力周波数(50/60Hz)の切替可能。外形寸法はW300×D320×H82mmで、重量は6.5kg。
同社では、電源のない建設現場、保守点検中の配電設備、自動車・移動体機器開発メーカーの測定器用電源、電力会社向け電気工事、品質測定用器具電源、通信工事会社向け、山岳地やマンホールなどの閉所での作業用電源、BCP対策/防災関連機器のバックアップ電源、節電対策としてオフィス事務機器の電源、店舗POS用電源などの用途を想定している。