NTTドコモは16日、クアッドコアCPUを搭載しLTEサービス「Xi」に対応したスマートフォン「ARROWS X F-10D」(富士通製)を発表した。発売は7月~8月の予定。

「ARROWS X F-10D」

同製品はクアッドコア1.5GHzCPU「NVIDIA Tegra 3」を採用したAndroid 4.0搭載のスマートフォン。12コアのグラフィックエンジンで高速描画や美しいグラフィック表現を行える一方で、省電力コアにより低消費電力を実現。ゲームなどでは4つのコアをフル稼働し、待ち受け状態では動作クロックを抑えて稼動する5つ目の省電力コアにより消費電力を抑える。

ディスプレイは約4.6インチのTFT液晶(720×1,280ドット)。搭載された高音質エンジン「Dolby Mobile V3」により美しい映像を迫力のあるサウンドで楽しむことができる。カメラは裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」と画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」により静止画・動画ともに高精細な撮影が可能に。メインカメラの有効画素数は1310万画素、サブカメラが130万画素。

さらに、同製品は、使いやすさの向上を目指し、多様なこだわりの技術/機能も使用・搭載している。スイッチ付きのスマート指紋センサーで画面オフの状態から画面ロック解除もスイッチとして利用できる利便性の高いセキュリティ機能、騒音環境やユーザーの聴力特性に合わせて通話音声を聞きやすくする技術、周囲環境に合わせて液晶画面の色味に自動調節する「インテリカラー」、富士通製スマートフォン初の温湿度センサーも採用されている。

また、周囲の騒音環境に合わせて着信音の強弱を決める「気配り着信」、覗き見防止の「プライバシービュー」、手にホールドしている間に画面をONにし続ける「持ってる間ON」、ウェブページ内のリンクを先読みする「先読みブラウジング」、使用頻度の高いアプリを簡単操作で起動できる「スライドインランチャー」などの機能を備えている。

このほか基本機能として、防水・防塵、ワンセグ、赤外線、おサイフケータイ、電池長持ちに貢献する「NX! エコ」、29の電子辞書がつまった「富士通モバイル統合辞書+」、日本語入力システム「ATOK」、テンキー上から手書きが可能な「NX! input」なども搭載している。

同製品のROMは16GB、RAMは1GB、外部メモリーはmicroSDカードで最大2GB、microSDHCカードで最大32GBまで対応。バッテリー容量は1,800mAh。3G連続待受時間は約620時間、LTE連続待受時間は約250時間、最大連続通話は3G回線利用時で380時間。FOMAハイスピードは7.2Mbps(HSDPA)/5.7Mbps(HSUPA)、サイズは約135×67×11.8(mm)、重さは約155g。カラーはブラック、ホワイト、ブルーの3種類を用意している。

(記事提供: AndroWire編集部)