国立国会図書館は5月15日から、デジタル化した博士論文のうち、著者から許諾を得た約1万5000点をインターネットで公開すると発表した。また、インターネットでの公開のほかに、デジタル化した博士論文約12万6000点についても同館施設内で利用できるようになった。

これらの博士論文のほか、28日にはこれまで同館内のみで提供していたデジタル化資料のうち、著作権保護期間が切れたものや著作権者の許諾が得られたものなど約5万3000点がインターネットで公開される予定となっている。

今回の公開で、国立国会図書館が提供するデジタル化資料の総数は200万点を超え、インターネットから利用できる資料についても約40万点になったという。これらの資料は、同館が提供する「近代デジタルライブラリー」や「国立国会図書館デジタル化資料」などから閲覧できる。

また、今回公開された博士論文のリスト一覧は、CSV形式でダウンロード可能となっている (インターネット公開分 / 館内限定公開分)。