日本気象協会 (JWA)は5月11日、21日の金環日食・部分日食について、食が起こる当日朝の予想天気マップを公開した。予想天気マップは、金環日食・部分日食が観測される朝の時間帯の、全国約800地点の天気予報マップに表したものとなっている。

天気予報は気象業務法により提供できる範囲や期間などの基準が定められている。3月にこの基準が見直されたことにともない、同協会では10日間予報(JWA10日間予報)を発表している。今回の予報マップも、この10日間予報を用いて作成しているという。

なお、日々更新される予報情報は5月12日~20日の期間、同協会の天気情報ポータルサイト「tenki.jp」の「日直予報士」などで公開される予定。

5月11日14時の発表では、日食当日の天気は「5月20日から21日にかけて通過する気圧の谷の影響で、太平洋側を中心に天気の崩れるところがありそう」だという。マップも、中心食線が通る関東近辺は雨マーク。

5月11日14時の予報マップ(日本気象協会)

なお、同協会では「日付が近づくにつれてより確度が高い天気予報になりますので、明日以降の発表で良くなることを期待」ともコメントしている。