NECは5月8日、アマゾンウェブサービス(AWS)上で動作するWAF(Web Application Firewall)ソフトウェア「InfoCage SiteShell」とクラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO」を提供開始したと発表した。

「InfoCage SiteShell」は、ソフトウェア型のWAFとして、AWS上のWebサーバ上に導入して利用する。そのため、短期での導入と、運用しながらシステムをスケールアウトするといった構成変更にも容易に対応が可能だ。脆弱性対策情報(ブラックリスト)はインド、中国、日本を拠点に、多様な情報源から収集・分析した最新の情報が随時提供される。年間ライセンスは、サーバ1台当たり60万円で、対策の必要なサーバの台数分のみ購入すればよく、低コストでセキュリティの強化を実現できる。

「InfoCage SiteShell」の動作イメージ

「CLUSTERPRO X」は、システムの障害を監視し、障害の発生時には健全なサーバに移行して業務を継続可能なHA(High Availability)クラスタリングソフトウェア。CLUSTERPROはAWSリージョン内の複数のアベラビリティーゾーンをまたがった構成でのHAクラスタが可能で、業務の高可用性を実現する。