サイバートラストは、ソフトブレーン・インテグレーション(SBI)と協業し、企業のクラウド型スマートデバイス導入支援を強化していくと発表した。今回の協業では、SBIが提供する「iPhone/iPad導入支援サービス」に、サイバートラストが提供するマルチデバイスに対応した端末認証サービス「サイバートラストデバイスID」および、管理者がスマートデバイスを遠隔から集中的に管理するための端末管理サービス「サイバートラストデバイスマネジメント」(MDM)を付加する。

サイバートラストでは、すでにNRIセキュアテクノロジーズ京セラコミュニケーションシステムとも、「サイバートラスト デバイスID」の連携を行っている。

「iPhone/iPad導入支援サービス」は、SBIが2011年2月よりサービス提供を開始しており、企業向けにiPhone /iPad 専用の利用ポリシー策定、運用規約・誓約書テンプレート、セキュリティ対策、教育サービス、キッティング&VPNインテグレーション、毎月の利用料金分析サービスやヘルプデスクの提供までをワンストップで行う。現在200社以上のユーザーが利用しているという。

「iPhone/iPad導入支援サービス」

一方、「サイバートラスト デバイスID」は、端末識別情報により端末を特定した上でデバイス証明書を登録する。また、「サイバートラスト デバイスマネジメント」は、一般的な端末管理機能に加え、Jailbreakの検出、大規模な端末管理に最適なマルチテナント管理機能やデバイスグループ管理機能、アプリケーションリストの配付や更新を含むアプリケーション管理機能などを提供する。

サイバートラスト デバイスマネジメント(MDM)の利用イメージ

SBIは、「iPhone/iPad導入支援サービス」に、ユーザIDやパスワード認証のほか、サイバートラストのデバイス単位で行う端末認証、端末管理サービスを加えることで可能となるセキュリティ対策の充実性を強みに、導入にかかわるすべての周辺サービスまでを含め、ワンストップで提供していく。