Mosh is a replacement for SSH.

The Mosh teamは26日(米国時間)、Mosh(Mobile shell)の最新版「Mosh 1.2」を公開した。MoshはMIT(マサチューセッツ工科大学)で開発されているリモートターミナルツール。GNU GPL v3のもとオープンソースで公開されている。

サーバを安全に操作する場合、通常SSH(Secure Shell)を使用して作業を行う。Moshは、このSSHの代替ツールとして開発されているソフトウェア。SSP(State Synchronization Protocol) という独自のプロトコルをもっており、SSHよりも高速に動作し、断続的な接続でも動作するといった特徴をもっている。

Mosh 1.2の主な変更点は次のとおり。

  • コンパイル時に必須だったBoostの削除
  • SSHの開始時にキーファイルやポートを設定できるよう「--ssh=」の追加。
  • FreeBSD、Cygwin、RHEL/CentOS 5、PPC版OS X 10.5のサポート追加
  • Mac OS X 10.6及びARMアーキテクチャのサポート改善
  • そのほかバグフィックやパフォーマンス改善

MoshのソースコードはGitHubで公開されており、Mosh 1.2のソースコードはこちらより取得できる。また、UbuntuやFedoraなどのLinux、Mac OS X、FreeBSDなどに対応しておりパッケージからインストールすることができる。