シチズン時計はこのほど、同社のWEBマガジン「リアルスケール」編集部が実施した第15回「みんなのプレゼント事情」アンケート調査結果を発表した。同調査は、2月7日~3月5日の期間にインターネット上で行われ、全国の10代~60代の男女3,544人(男性2,257人、女性1,287人)から有効回答を得た。

これまでに贈ったプレゼントの最高額を尋ねたところ、最も多かったのは最低額である「5,000円以内」の26.4%で、次に低額となる「1万円程度」の18.3%と合わせると約45%に上り、"堅実派"が意外に多いことが判明した。

2番目に多かったのは「2~3万円程度」の22.5%。このほか「5~10万円程度」は18.1%、「10~50万円以内」は11.3%で、50万円以内の回答が全体の8割以上を占めた。一方、「50~100万円」は0.6%、「100万円以上」は0.7%と高額回答は極少数派にとどまった。

男女別に見ると、最も低額の「5,000円以内」の回答では、男性23.5%に対して、女性31.4%と女性の方が多く、高額と言える「10~50万円」「50~100万円」「100万円以上」の回答では、女性8.7%に対して、男性はほぼ2倍の18.0%と、男性の方がプレゼントにお金をかけていることが明らかになった。

高額回答を寄せた男性からは、「結婚指輪」を贈ったというコメントが多く寄せられており、男性の高額回答の多さは、「結婚指輪」の存在が大きく関係しているようだと同社は推察している。

また、これまでに贈った最高額のプレゼントについて選定時間を聞いてみると、最も多かったのは「数時間」で26.6%。以下、「即決」が23.6%、「1週間程度」が18.5%、「1~2日程度」が14.6%、「2~3週間程度」が10.1%、「1カ月以上」が6.5%となった。

世代別に見ると、20代以上では一定の傾向が見られ、若い世代ほど選定に時間がかかり、上の世代ほど時間がかからないことが判明。最も時間がかからない「即決」と答えた割合は、20代が16.8%、30代が20.8%、40代が25.5%、50代が27.4%と徐々に増え、60歳以上では33.0%に上った。

一方、最も時間をかけているのは20代で、「2~3週間程度」が15.6%、「1カ月以上」が8.2%。20代の回答者からは、「母に、就職してから初めてもらったボーナスでブランド物のバッグを贈りました。(長崎県・女性)」など、初収入でプレゼントを贈ったといったコメントが多数寄せられた。同社は、「高額であるのはもちろん、改めて、お世話になった人へ、感謝の気持ちを表すプレゼントであることが、20代を悩ませている要因の一つであると言えそう」と推察している。

最高額プレゼントの選定時間

男女別では、「2~3週間程度」「1カ月以上」などの長時間解答では女性の方が多く、それに対して「即決」「数時間」の短時間解答では男性の方が若干多くなり、女性の方が選定に時間がかかる傾向にあると見られる。

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