新日鉄ソリューションズ 第5データセンター 完成予定図

新日鉄ソリューションズは4月20日、第5データセンター(東京都三鷹市)の建設を完了し、5月1日にサービスを開始すると発表した。このデータセンターは、地盤が強固で安全性が高いといわれている東京都三鷹市(東京都地域総合危険度1、浸水ハザード0.2m未満)に建設され、建物は延床面積約10,000平方メートル(1,300ラック相当)。

同社は、クラウド・コンピューティングITインフラサービス「absonne」など先進的かつ実用的なサービスを時代に先駆けて提供してきたが、今般クラウドサービスの中核拠点として次世代型DCである第5データセンターを開設し、クラウド事業をさらに強化する。

開設にあたり、同社は第5データセンターの「信頼性・可用性」と「セキュリティ」を一段と強化し、かつ「ITの高密度化」と「地球環境への配慮」という新しいニーズに応える次世代型DCとすべく、設計・施工を担当した新日鉄エンジニアリングと共同で建設プロジェクトを推進してきた。

昨年7月には予想最大損失(PML:Probable Maximum Loss)1%未満、建築物総合環境性能評価システム(CASBEE:Comprehensive Assessment System for Built Enviroment Efficiency)Sクラスと第三者機関から最高レベルの認証を受けた。

さらに、最先端の免震設備を備え、自家発電機72時間連続稼働と無停止冷却を実現し、また東京都心でPUE(Power Usage Effectiveness)1.4以下を実現できる省エネルギーDCとして、高効率の電気・空調設備を導入するとともに、気流・熱分布状況を想定した様々なシミュレーションと設備の最適運転の検討を積み重ねている。

「第5データセンター」次世代型データセンターの選定基準ポイント