Lisp系プログラミング言語であるClojureの開発者が、最新版「Clojure 1.4」のリリースを発表した。ClojureはLispの方言のひとつ。Java仮想マシンで動作し、インタプリタとしても、またコンパイルして直接Javaバイトコードを生成して動作させることもできる。
Clojure 1.4ではリーダーの機能強化が行われており、データ構造をタグ付けして読み込むことができるようになっている。また、「#inst "yyyy-mm-ddThh:mm:ss.fff+hh:mm"」のようなタイムスタンプ(日付及び時刻)や「#uuid "uuid-string"」のようなUUIDのリテラル表現が加わっている。その他、レコードやタイプフィールドなどにアクセスする新しい「.」シンタックスの追加やリーダーにおけるUnicode文字列リテラルの無効文字報告の改善、バグ修正なども行なわれている。
ClojureはEclipse Public License 1.0のもとオープンソースで開発されており、ソースコードはGithubで公開されている。ClojureのプロジェクトサイトからClojure 1.4を含む各リリースバージョンをダウンロードでき、使用方法などのドキュメントも公開されている。