ブラザー販売は、昨年事業化を発表したシースルー型ヘッドマウントディスプレイ「AiRScouter(エアスカウター)」の新製品として、パソコンとの接続が可能となった「WD-100G(裸眼者用モデル)/ WD-100A(眼鏡者用モデル)」を6月より業務用途向けに発売すると発表した。価格はオープンだが、実売想定価格は20万円前後。

AiRScouter WD-100G(裸眼者用モデル)

AiRScouter WD-100A(眼鏡者用モデル)

すでにNECが現場業務向けウェアラブルコンピュータ端末「Tele Scouter(テレスカウター)」のディスプレイとして採用しているが、ブラザーブランドモデルとしては初めての発売となる。

「AiRScouter」は、シースルー型のヘッドマウントディスプレイで、光源部に高精細の液晶パネルを採用し、光源部からの画像をハーフミラーで反射させて目に投射する。あたかも目の前に半透明なディスプレイがあるかのような感覚で、パソコンやスマートフォンなどから出力された画面を見ることができる。

実際の視野を妨げることなく、画面を見ながら両手で作業ができ、1m先に16インチの画面を見る場合と同様の視認性を実現している。


新製品ではパソコンと接続するための専用コントロールボックスを開発し、パソコン画面をディスプレイに映し出すことができるようになっている。パソコンとエアスカウターはUSBケーブルで接続し、USBケーブルで電力も供給する。パソコンの画面をエアスカウターに映し出せることで、既存のシステムとの連携が可能になる。

使用用途としては、セル生産における大型機器など、複雑な機械の組立作業をサポートする機器組立支援、カメラおよび音声で遠隔地から修理・メンテナンス作業をサポートする遠隔作業支援、倉庫における商品や部品のピッキング作業をサポートするピッキング作業支援などを想定している。