ディー・エヌ・エーは4月16日、渋谷駅直結の高層複合施設「渋谷ヒカリエ」への本社移転を発表した。

同社はこれまでも渋谷区に本社を置いていたが、事業拡大に伴う従業員の増加への対応と、積極的な採用活動を推進する目的で移転を決めた。26日の渋谷ヒカリエの開業に先がけて、21階~26階の6フロアにて業務を開始する。

新オフィスのコンセプトは「社員がつながる アイデア創出型オフィス」。スケルトン天井やオリジナルのLED照明などによって開放感のあるデザインになっており、コミュニケーションを促すために間仕切りも減らしているという。

社員間のネットワーク環境も強化され、世界中の社員がリアルタイムにアクセスしあえる会議システムが整備された。同時通訳が必要な会議に備え、マジックミラー越しに部屋の様子を確認しながら通訳できる「通訳室」も複数設けられている。なお、オフィス内の固定電話は大幅に減らし、本社勤務の社員には、内線電話を兼ねたスマートフォンを1人1台配布するという。

またオフィス内には、業務に集中するためのスペースとして、1席ずつ仕切られた「Study Room」も用意されている。

このほか、全130席の社内カフェテリアには100インチのプロジェクタが設置され、ランチタイムにはビュッフェ形式とランチボックス形式のいずれかを選んで食事ができる。なお、同社は4月から、勤務オフィス近隣の特定地域に住んでいる社員に、家賃補助として毎月3万円を支給する制度を新たに導入しており、5月末からは、全従業員を対象に昼食の無料提供を開始するという。