アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社は、4月18日「よい歯の日」に向けて、日本人の歯並びについて国内外で意識調査を実施した。日本に住む外国人100名に調査したところ、日頃から日本人の歯並びの悪さについて強く意識していたことが明らかとなった。

調査は日本に住む外国人100名を対象に、2012年3月、在日外国人向け雑誌の読者モニターへのアンケート調査という形で実施した。日本人の歯並びに対する印象について聞いたところ、「日本人は歯並びが良い」と回答した人はわずか4%。一方、76%が「歯並びが悪い」と回答している。「先進国で最低」、「ひどさに驚く」、「なぜ治さないのか」といった声も多く寄せられた。

目立たない矯正装置の存在を知らない日本人が多い

また、日本、アメリカ、中国で歯並びと矯正治療に関する各国比較の意識調査も実施。「(もともと)歯並びが良くない」人の割合は、日本61%・アメリカ58%・中国71.5%だが、そのうちの矯正治療率は、日本21.3%・アメリカ50%・中国23.8%という結果に。「治療したいと思う」人の割合は、日本54.2%・アメリカ79.3%・中国85.3%となり、日本は海外に比べて矯正治療率・治療意向ともに低いことが明らかとなった。

さらに、日本人は「矯正装置をつけることに心理的な抵抗がある」と72%が回答。矯正中のイメージについても、海外では「歯並びが良くなっていくのがうれしい」と答える割合が多いのに対し、日本は「矯正装置による不自由がつらい」と答える割合が多かった。日本人は外国人と比べて、「裏側矯正(舌側矯正)」や「透明マウスピース矯正」など、目立たない矯正治療の認知度が低いのも、矯正治療を遠ざける原因ではないかと同社は見ている。

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