三菱地所ホームでは、「石神井ホームギャラリー」をリニューアルオープンにちなんで、全国のインターネットユーザーの、30代から50代の犬を飼っている既婚の男女各400名の計800名を対象に、「住まいに関する意識調査」を実施した。調査は、現代人の家族コミュニケーションに対する意識や男性の家事への参加意欲を明らかにする目的で行われた。
9割が毎日の家族コミュニケーションを希望
どのくらいの時間を家族コミュニケーションに使えるのが理想かとの質問に対し、9割以上が毎日少しでも時間があることを望んでいると回答。中でも毎日1時間以上を望む人は6割を超えている。特に30代の男女では「毎日2時間以上」との回答をした人が、2010年9月の調査時と比べて男女ともに約1.3倍に増え、家族コミュニケーションを重視する傾向の高まりが見受けられる。
親との同居、離れて暮らすよりも安心
親との同居について、「気を遣う」が最も多かったものの、「離れて暮らすよりも安心」「親孝行できてよい」という回答が続き、全体的にポジティブな回答に寄った形に。特に50代の男女は半数近くが「離れて暮らすよりも安心」との回答し、30代の男女は3人に1人が「頼みごとをしやすい」と答えている。「顔を合わせるのが気まずい」との回答は全体の約5%にとどまった。
6割以上が「困ったときには犬を出す」
犬を飼って良かったと思った状況について聞くと、8割以上が「癒やされたとき」と回答した一方で、「家族とのコミュ ニケーションのきっかけになったとき」との回答も6割以上に上った。
犬のストレスのケアについては、「十分なケアができている」と考えている人が約15%だったのに対し、十分には「できていない」と考える人は8割超に。構ってあげられていないときにストレスを感じているのでは、というのが多くの飼い主側の見解だが、会員制動物病院Anicli(アニクリ)の獣医師・三宅亜希氏によると、犬にとっても自分だけの時間と空間は必要だという。飼い主が一方的に構い過ぎることなく、共存していける空間づくりが重要になる。
半数近くは自身を“カジメン"と評価
男性・女性それぞれに、家事参加について訊いたところ、男性の半数近くは積極的であるとの自己申告に。これに対して、夫が家事参加に積極的であるとの回答をした女性は3人に1人にとどまった。積極参加をしていない理由は、約3割は「はじめから手伝う気がない」と回答する一方で、「妻が家事をしていると手がだせない」「妻が家事をしていると手伝うスペースがない」という回答も1割以上あり、家事に参加する意欲はあるけれど、手出しが出来ないという男性の思いが明らかに。
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