サムスン電子ジャパンは6日、同社がドコモ向けに提供するAndroidスマートフォン「GALAXY Note SC-05D」の発売にあわせ、新プロジェクト「Tour de GALAXY」を開始した。これは2人のライダーが日本各地を回りながら、特設サイトにレポートを掲載していくという試み。旅先から情報を発信するツールとして、GALAXY Note SC-05Dが使われる。

日本の世界遺産を自転車で旅する「Tour de GALAXY」

Tour de GALAXYに挑むのは、イラストレーターのしんのすけさんと、モリナオヤさん。4月6日に東京からスタートし、約2カ月間かけて日本全国の世界遺産を自転車でめぐる。旅の様子はGALAXY Note SC-05Dから、特設サイトに毎日掲載されるという。文章だけでなく、イラストや動画を交えたレポートも期待されている。同日、ラフォーレ原宿の玄関前スペースでは「Tour de GALAXY スタートセレモニー」が行われた。

Tour de GALAXYに挑むしんのすけさん(写真左)とモリ ナオヤさん(写真右)

セレモニーには、旅に出る2人が実際の装いで登場した。モリさんは「ずっとこんな旅がしてみたいと思っていました。でも、これまで絵や音楽をつくる仕事が忙しくてなかなか時間がとれませんでした。旅に出てもう一度、色んなことを吸収してきたいと思います」と語り、しんのすけさんは「普段は東京タワーなどで似顔絵を描いているんですが、今回の旅では風景画を描く機会も多くなると思います。今後の仕事にも良い刺激になりそうです」とコメントした。

旅では奈良・京都の文化財、白川郷・五箇山の合掌造り集落、沖縄県の遺産群、平泉、屋久島、厳島神社、原爆ドームなど日本全国をまわる

GALAXY Note SC-05Dは、5.3インチHD(1280×800ドット)の高精細HD SUPER AMOLEDディスプレイにSペン(タッチペン)で自由に文字や絵を描くことが可能になっている。モリさんによれば「鉛筆や筆などタッチペンの種類が選べ、筆圧で繊細な表現もできる。画材に向かって描いている、いつも通りの雰囲気で絵が描けるのでとても使いやすいです」とのことだった。

慣れた手つきでGALAXY Note SC-05Dを操作するモリさんとしんのすけさん

セレモニーには、同社専務の石井圭介氏が激励に訪れた。石井氏によれば、旅人を選ぶのには非常に苦労したという。選考基準は、体力がありかつ絵心があるという人物。モリさんはイラスト以外にも自主映画を撮影するなどメディア全般に長けており、また、しんのすけさんはテレビ出演もある似顔絵アーティスト業界のトップにいる人ということで選考されたようだ。石井氏は「GALAXY Note SC-05Dはアナログとデジタルの技術が融合した最先端のスマートフォン。2人には旅先で使いこなしてもらい、新しいコミュニケーションの世界を広げていってほしい」とコメントした。

2人とフォトセッションに応じる石井氏(写真中央)

来年40歳になるというモリさんは「自分探しはとっくに終わっている年齢」と報道陣を笑わせたあと、「でも、いくつになっても知らないことばかりなんですよね。今回の旅を通じて、自分なりに感じたことや考えたことを(アラフォーの視点で)たくさんの人に届けられたらと思います」と意欲を見せた。また、しんのすけさんは「旅先ではブログのほかにも、FacebookやTwitterなどとも連携して情報を発信する予定です。逆に、色んな人からの情報もお待ちしています」と語り、旅先での人々との交流に期待をにじませていた。

出発する2人

(記事提供: AndroWire編集部)