株式会社セレスでは、運営するマーケティングリサーチサイト「モッピーラボ」で、アルバイト経験のある10~50代の男女にアルバイトに関する調査を行った。
その結果、学生の8割強は正社員での雇用を希望しているのに対し、フリーターで正社員化を望むのは4割と、学生と比べ正規雇用を望む声に開きがあることがわかった。
調査は、2011年9月、2012年1月、2012年2月に、全国のアルバイト経験のある10~50代の男女2,654人に対してモバイルアンケートという形で実施。「アルバイト代の使い道」についての質問では、主婦・フリーターでは7割以上が「生活費」と回答。
生計を立てることをもっとも優先した結果となった。学生は1位「趣味・遊び代」(86.5%)、2位「貯金」(59.4%)という回答が大部分で、日々の生活を充実させるために使われていることがわかった。
「アルバイトを辞める場合のきっかけ」についての質問では、全体的に「勤務先の雰囲気・人間関係が良くない」と回答した人が多いこともわかった。また、フリーターの場合は「思っていたより給与・勤務時間などの条件が悪い」と回答する人が4割もおり、学生や主婦とは異なり、自身の生活費を稼がなくてはならないことから「雇用条件」を重視していることが伺える。
さらに「今後希望する雇用形態」についての質問では学生は8割以上が「正社員」と回答しているのに対し、主婦では6割近くが「アルバイト・パート」を希望。家庭の収入を補うためにアルバイト・パートをしている人がほとんどであるため、主婦業に支障が出ない程度での就業を望んでいることがわかる。
また、フリーターの場合は、正社員を望む人は40.3%、アルバイト・パートを望む人は28.6%、雇用形態にはこだわらないという人が25.0%と志向が分散傾向にあることも明らかとなった。
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