米経済誌Forbesは3月28日、2012年版の日本の富豪上位40人を発表した。日本の景気はなかなか好転しない状況ではあるが、上位40人合計の総資産は2年前の前回の調査から13%増加し930億ドルとなった。

トップは「ユニクロ」で知られるファーストリテイリングの代表取締役会長兼社長を務める柳井正氏(63歳)で資産額は約106億ドル。第2位はサントリーの代表取締役社長、佐治 信忠氏(66歳)で約79億ドル、第3位はソフトバンク孫正義氏(54歳)で約69億ドルだった。1位と2位は前回の調査と同じだが、孫氏は第4位からのランクアップとなった。

第4位は楽天の代表取締役社長兼社長、三木谷浩史氏(47歳)で資産は63億ドル。三木谷氏は前回6位からのアップとなる。上位10人で最も若いのは、グリーを創業した代表取締役社長田中良和氏(35歳)だ。田中氏の資産は前回から119%増の35億ドルとなり、18位から7位に急上昇した。

この調査は年次調査だが、2011年は東日本大震災のために見送っており、2年ぶりとなった。Forbesではドルで資産を測定しており、今回の資産増加はドルー円の為替動向の影響を受けたことが大きな要因としている。