ラオックスは、三井住友カードとの協力により、モバイル決済端末を使用した「銀聯」決済サービスを4月10日より開始することを発表した。これにより、ラオックスでは店舗以外の場所においても銀聯カードを使用した商品の販売が可能になる。

同社では、秋葉原の本店を中心に中国人観光客が立ち寄りやすい店舗展開や中国語に対応出来るスタッフの常駐など、中国人観光客向けのサービスの強化に取り組んでおり、2006年1月には、中国国内の銀行を結ぶ決済ネットワークである銀聯決済サービスを導入した。

また富裕層向けに、滞在中のホテルや帰国時に空港まで赴き、取り寄せの商品などを届ける外販サービスを行ってきたが、これまで店舗外での決済は現金のみの取り扱いとなっていた。今回は富裕層向けサービス拡充の一環として、日本ポステックが提供するモバイル型決済端末を使用した銀聯決済に対応する。これにより、外販サービス利用者が店舗外でも手持ちの現金残金を気にせず買い物をすることが可能になる。

同社ではまず秋葉原本店・銀座店で運用を開始し、今後はクルーズ船での来日者が見込まれる福岡店(2012年4月オープン予定)での運用も予定している。