富山県地域振興課では、黒部川(富山県)の水力発電の軌跡をたどる「黒部ルート見学会」の参加者を募集している。平成24年度見学会は、5月から11月までの間に34回実施。「欅平出発コース」と「黒部ダム出発コース」があり、いずれも地下の黒部川第四発電所を見学できるという。

「黒部ルート見学会」は、電源開発の歴史や水力発電事業の理解を促すため平成8年度から実施。本年度は、5月から11月まで34回実施される。見学する黒部ルートは、黒部峡谷・欅平と黒部ダムを、トロッコ列車など5つの乗り物で結ぶもので、黒部川第四発電所などを建設するために、昭和30年代前半に整備された。現在も関西電力株式会社の工事用ルートとして使用されているが、一般開放はされていないとのこと。

大迫力の黒部ダム

見学コースは、「欅平出発コース」と「黒部ダム出発コース」の2つ。参加費用は無料。募集定員は、両コースとも1日につき30人(申し込み多数の場合は抽選)。見学日の約6週間前が応募締め切りとなる。詳しい情報は、富山県ホームページ(http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1400/kj00000094.html)、または関西電力ホームページ(http://www1.kepco.co.jp/info/hokuriku/koubo/index.htm)まで。

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