Fanatical Support has made Rackspace the service leader in cloud computing.

ホスティング企業であるRackspaceは、同社が開発していた「Whiskey」をオープンソース化したと発表した。Whiskeyは、Node.jsで書かれたWebアプリケーションをテストするためのフレームワーク。開発者の一人がウィスキーがお気入りであったため、この名前が付けられたという。

Node.jsとは、JavaScriptを使ってサーバサイドのアプリケーションを開発するためのプラットフォーム。Chromeで採用されているJavaScriptエンジンV8をランタイムプラットフォームに採用し、それぞれのOSが提供する効率のいいポーリング機能を使って、高い並列性を実現しているという特徴がある。

公開されたWhiskeyには、各テストファイルが別のプロセスで実行される機能や並行して複数のテストが実行できる非同期機能が実装されている。またコードカバレッジではテキスト形式、HTML形式、JSON形式の3つのレポート出力をサポートしている。他にもTAP(Test Anything Protoco)出力のサポートやMakefileの生成機能などが含まれているという。

オープンソース化されたWhiskeyは、Apache Licence 2.0を採用している。ソースコードはGitHubで公開されており、誰でも取得できるようになっている。使い方は公開されているソースコード内にあるREADME.mdが参考になる。