熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ屋】と略表記します
●「追悼、山口美江さん。哀しみの声」【バード】【スッキリ】(13日)
【バード】は、「数日前まで元気に暮らしていた」という山口さんの亡くなり方に注目。「寂しく一人で亡くなった」という風潮の報道に、「何が孤独死なのか? 自ら一人暮らしというライフスタイルを選ぶ人もいる」と神妙な顔の羽鳥慎一。 【スッキリ】は、山口さんを惜しむ声が続出。なかでもバラエティー番組での絡みが多かったテリー伊藤は、「スカイダイビングのときも、芸人みたいに『オイシイ』と思わず子どものように怖がる純情さがあった」「好奇心旺盛な女の子のまま芸能界に来てしまったという感じだった」としんみり。
●「ドリームモーニング娘。活動休止前のラストライブ」【スッキリ】
12年ぶりにステージで歌った石黒彩のほか、活動休止中の後藤真希も登場するなど、超レアな大集合に、「これは豪華!」「全然変わらないね」「ファンは泣いちゃうね」と加藤浩次&テリー伊藤が絶賛。辛口コラムニスト・勝谷誠彦も思わず「カッコイイな～」とつぶやいていた。活動休止のタイミングは絶妙かつお見事だが、今後はオリンピックの年に活動するとか、それくらいでいいかも。
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ドリームモーニング娘。の矢口真里、辻希美、後藤真希 |
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●「小栗旬と山田優がホワイトデーの入籍を発表!」【スッキリ】【とくダネ】
「4年前につき合いはじめた日を入籍日に選んだ」というロマンチックな二人。 【スッキリ】は、ほぼ山田目線。「小栗さんの地方公演に駆けつけて世話をしていた」「スタッフや友人の評判も抜群!」と芸能ジャーナリスト・井上公造。「優ちゃんの方が愛は強かったんじゃない?」「ここからは優ちゃんのペース。(小栗は)完全につかまったね」と以前の浮気騒動を引きずりすぎのテリー伊藤。
【とくダネ】は、小栗旬目線。「インタビューしたとき、『水嶋ヒロの(結婚に対する)責任感に憧れている』と言っていた」と明かす田中大貴アナ。「(舞台監督の)お父さんの仕事ぶりを知っているので、しっかりした男だと思っていた」とドヤ顔の小倉智昭。 どちらも素直にお祝いコメントを出せないのか?!
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結婚を発表した山田優と小栗旬 |
●「ロンドン五輪マラソン代表、どう決まったか?」【バード】【とくダネ】
「世界で戦える選手を代表に選ぶ」という選考基準のあいまいさが話題に。「毎回マラソンはもめる」と羽鳥慎一。「素人にはわかりにくい」と赤江珠緒も首をひねる。そこに元五輪アスリートの清水宏保が「選手主体の選考にはなっていないのでは?」と苦言。マラソン解説者・谷川真理の説明に納得のいかない清水は、「スケートは一発勝負がメインで、一部のみ選考。諸外国もそう」と熱くたたみかけた。でもそれより気になったのは、谷川のシャツ。日の丸を半分に切ったようなデザインで、何かの暗示?
●「なでしこ澤選手を襲った良性発作性頭位めまい症とは?」【スッキリ】
聖マリアンヌ医科大学耳鼻咽喉科の肥塚教授が、「ヘディングが原因なのかもしれません」と衝撃の発言。「じゃあ、サッカー選手みんな危ないじゃん」と思っていたら、「私も1週間前にかかった」と矢部美穂が登場。「天井がグルグル回って、激しいメリーゴーランドに乗っているみたい」と苦しさを語る。病気がトップニュースになるなど、もはや芸能人扱いの澤選手。一部報道では「妊娠か?」なんて失礼なものもあっただけにひと安心。
●「寺田農と10年間事実婚の女性が提訴。慰謝料5500万円を要求」【とくダネ】
69歳の俳優・寺田農を訴えたのは、55歳の尾台あけみさん。「プロポーズされたし、親族の結婚式にも婚約者として出席した。寺田が32歳年下の女性と再婚したことは報道で知った」と尾台さん。一方、「関係は5年前に終わった。100万円程度なら払えるが、それ以上は資力も意思もない」という寺田に、「相当印象が悪い」と高木美保。「(オセロ中島騒動を皮肉って)寺田さんは当分外出しづらい」と寒いギャグのデーブ・スペクター。そこに、「尾台さんは『最後の恋』と言っているけど、『最後から二番目の恋』というドラマもあるし、キレイな方なので前向きに生きて」といつになくキレイなまとめの小倉智昭。
●「AKB48、禁断のキス・コマーシャルを発表」【とくダネ】
グミ入りキャンディー『ぷっちょ』の新CM発表にて。前田敦子、大島優子、柏木由紀らメンバー同士がキャンディーを口うつしで渡すシーンを見た田中大貴アナはテンションアップ。「絶対に唇が当たってますよね」「親子で見るときはどんな顔をすればいいのか」「顔がタテの子もいれば、傾ける子もいて要注目」と珍しくエロ目線であおった。一方、アイドルネタが嫌いな小倉は、ぶ然とした顔で「………」。でもこのCMって、昼の時間帯は放送自粛では?
●「山田優、幸せいっぱいの単独結婚会見」【スッキリ】【とくダネ】【ミヤネ】(14日)
夫の小栗旬が中国ロケのため、山田優の単独会見だったにも関わらず、報道陣150人、テレビカメラ20台の盛大なものに。
【スッキリ】は、「今度浮気したらシメます」という山田のコメントに注目。「全国の女性が拍手を送ったと思う」とおおたわ史絵。「男も拍手していますよ。優ちゃんにシメられたいから」と笑う加藤浩次。 【とくダネ】は、推定1150万円の婚約指輪に注目。「(同じ指輪をつけてもらい)値段聞いたら取りたくなった」と苦笑いの眞鍋かをり。「婚約指輪に慣れてるね。近いの?」と眞鍋をイジる小倉智昭。そういえば、東尾理子、小倉優子、スザンヌと最近の芸能人はハリー・ウインストンばかりだ。
【ミヤネ】は、山田の母・美加子さんに生電話。「よく尽くしていましたよね?」と言う宮根に、「尽くすタイプの子ですので」と言い切る母。「子どもは最低3人」と言う山田のコメントを聞き、「二人とも三人兄弟だからでは?」と母。この人、結構なぶっちゃけキャラだ。
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モテる男、大森南朋 |
●「大森南朋が18歳年下の女優・小野ゆり子と結婚」【とくダネ】
大森が40歳、小野が22歳という年の差婚を祝福しつつも、話はあやしい方向へ。用意されたボードには、かつて大森と熱愛報道があった女性名がズラリ! さらに、吉村由美(3歳差)、浅見れいな(12歳差)、蒼井優(14歳差)と徐々に歳の差が広がっていることを指摘したのだ。何と下世話な、でもこれぞワイドショー。ただ、それよりも小野の顔が蒼井優に似ているのが気になる……。
●「SMAPの木村拓哉が2度のスピード違反を公表」【スッキリ】
昨年9月と今年1月に2度検挙され、反則金を収め、免停処分を受けたという木村。「社会人として恥ずかしいことをした」というコメントを紹介しつつも、スタジオの面々はノーコメント。まあ、予想通りだけど……。一方、木村をCMに起用しているトヨタは、「誠に遺憾」としながらも、放送を継続するという。いろんな意味でトヨタはスゴイ!
●「高橋尚子、マネージャーとの真剣交際が発覚」【とくダネ】【スッキリ】
相手は現役時代から、高橋をサポートし続けてきた1歳年下のマネージャー・西村孔さん。【とくダネ】は、司会の小倉智昭が高橋と親交が深いため、トップニュース扱い。「Qちゃんを取材するときは必ず2席用意することになっていた」「僕はそうだと思ってたけど、(恋人かどうか)聞けないでしょ」と話したくて仕方ない小倉。
【スッキリ】は、結婚と出産の可能性に言及。「交際は報道の通り。結婚は先だと思います」という事務所関係者のコメントを受けて、「今年はオリンピックがあるからそのあとかな」とテリー。この日に会見の予定があるため、両者とも安易な予想は避けていた。
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子役界の女王をあの手この手で演出 |
●「あのビッグアーティストが2012年始動!」【スッキリ】
「日本レコード大賞・特別賞、日本有線大賞・新人賞、紅白最年少出場」などの実績をドカーンと掲げて大物感を出したあと、「芦田愛菜がセカンドシングル『ずっとずっとトモダチ』を発売!」と強引な演出。こういうのが"芦田愛菜バッシング"の原因なのに……。今回もキュートなダンスを披露する芦田に、思わず「カワイイ!」と声を上げる葉山エレーヌ。「幼稚園でみんなが歌いそう」とおじいちゃん顔のテリー伊藤。最近、世間の注目が『ミタ』の本田望結と、『全開ガール』の谷花音に移りがちなだけに、大人たちの本気さがヒシヒシ。
●「早朝から銀座に2つの大行列!」【スッキリ】【とくダネ】
大行列の正体は、新iPadの発売と、ユニクロ銀座店のオープン。8時オープンのアップルストアには400人超が集まり、お約束のカウントダウンも。一方、オープン前のユニクロは、リポーターが店内に入り、12階1500坪、500アイテム、限定品などのスケール感にクローズアップ。【スッキリ】【とくダネ】ともに、CM絡みの事情もあってか、ユニクロ寄りの報道だった。「ぜいたくな店舗。近所にある店とはちがう」と小倉智昭。「(ショールームのような)1階で度肝を抜かれるね」とテリー伊藤。それにしても「目標は売上100億円」って、ヒートテック1000万枚売るってことか。スタッフが大変そうだ。
震災から1年を過ぎたこともあってか、結婚報道の割合が長かった今週のワイドショー。「早くも芸能界は春満開!」というより、"ホワイトデー婚"だっただけなのかもしれない。
でも、小栗旬と大森南朋の結婚は、正反対の印象だ。小栗は、一般人が共感や祝福がしやすい"震災を受けたキズナ婚"。大森は一般人が共感も祝福もできない"20代前半女性との年の差婚"。二人とも昨年からのトレンドに思い切り乗ってるけど、実際のところ、好感度を上げまくった山田と、知名度を上げまくった小野が、事実上の勝者だろう。
きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを提供するほか、業界通として『芸能★BANG!』(日テレ系)などに出演。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など
