日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は3月7日、中国銀行の「ちゅうぎんインターネット・モバイルバンキングサービス」のスマートフォン対応サービスを提供するシステム構築を支援し、本日より稼働を開始したと発表した。

同サービスの最大の特徴は、日本IBMの「チャネルシステム・トランスフォーメーション」の一環として、今後急増が見込まれるスマートフォンから24時間対応可能なインターネットバンキングの新規申し込み受付機能を実現したこと。

今回、スマートフォン対応サービスを拡充するにあたり、セキュリティ要件が大きな課題となっていたが、アクセスログなどからユーザーの行動パターンを分析し、本人であるかを確定するのに有用な「リスクベース認証」、ユーザーが手元のカードを活用して利用ごとにパスワードを変更する「可変パスワード」、より高い精度で認証する「EV-SSL」を利用し、セキュリティを確保している。

同システムは、インターネット・サービスや音声系サービスなど、顧客との接点(チャネル)におけるサービスについて、複数の金融機関で共同利用できるサービス「IBM チャネル共同センター・サービス」を活用している。

「IBMチャネル共同センター・サービス」概要