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OracleのLinuxチームは3月2日(米国時間)、Oracle Linux 5系の最新版となる「Oracle Linux 5.8」を公開した。アーキテクチャはx86 (32bit)及びx86_64 (64bit)に対応している。Oracle Linuxは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL)をベースにカスタマイズが施されたディストリビューション。5.8ではカーネルの修正や様々なデバイスドライバの更新が行われている。Oracle LinuxのISOイメージは「Downloading Oracle Linux」より取得できる。
Oracle Linux 5.8では、Linux 2.6.32をベースにしたUnbreakable Enterpriseカーネル、Red Hat互換カーネル、Oracleがバグ修正などを行ったRed Hat互換カーネルの3つのカーネルが用意されている。Unbreakable EnterpriseカーネルとRed Hat互換カーネルは標準でインストールされるが、Oracle「謹製」のRed Hat互換カーネルは手動でインストールする必要がある。
先月の21日(米国時間)にRHEL 5.8がリリースされており、Oracle Linux 5.8は、RHEL 5.8の正式公開より10日で対応したことになる。CentOSやScientific LinuxなどRHELとの互換性をもつLinuxディストリビューションは他にもあるが、Oracleの追従がもっとも早く対応しリリースしている。