富士通アメリカ(以下、富士通)は、バージニア州シャーロッツビル市の機関であり、市立学校の管理・運営を行っているシャーロッツビル・シティ・スクールズが、デジタル教育を導入するため、富士通のスレート型PC、「STYLISTIC Q550」を 2,000台導入すると発表した。

シャーロッツビル・シティ・スクールズは市立学校における、BLAST(Blending Learning to Advance Student Thinking:生徒の思考育成のための組み合わせ学習)構想のもと、それを実現するツールとしてSTYLISTIC Q550を採用した。

シャーロッツビル市のミドルスクール2校と、ハイスクール1校では、すべての生徒と先生が、授業で「STYLISTIC Q550」を使い、カリキュラムにビデオ会議や電子教科書、マルチメディアのリソースなどを取り入れていくという。

「STYLISTIC Q550」

同スクールでは、「STYLISTIC Q550」採用の利用として以下のようなポイントを挙げている。

・同製品は、質量わずか1.7ポンド(760グラム)で、米国国防省が制定する軍隊標準耐久テスト基準(落下、埃、衝撃、高温などのさまざまな環境下で要求される基準)をクリアした優れたスレート型PCであるため、生徒たちがバックパックに入れて通学しても、壊れる心配もない。

・Windows OSをフル装備しているため、バージニア州で行っているオンライン標準学力テスト受験に活用でき、セキュリティ管理や個人認証のためのエンタープライズ版ツールを利用することも可能となる。

・デジタルペン入力とタッチ入力の両方をサポートしており、学生は指やペンで自由に入力でき、手書き認識ソフトウェアが装備されているため、タッチ入力をテキストに変換する。ペンが使われていない場合は自動的にタッチ用のインターフェースに切り替わる。

・10.1インチワイドLEDバックライト付き広視野角液晶ディスプレイを装備しており、見る位置や角度によって色合いやコントラストが変わることなく、隅々まで鮮明な画像表示が可能で、室内でも屋外でも快適に利用できる。さらに、バッテリーの駆動時間が8時間以上であるため、授業で丸一日使い続けることができる。

富士通は、今後も北米におけるスレート型PCの販売強化・拡大を図り、グローバルビジネスを加速させていくとのこと。