ドット京都株式会社は2月7日、地域的名称トップレベルドメイン (TLD)「.kyoto」のドメインレジストリ事業の開始にあたり、運営のための必須要件となっている京都府が支持する地域名称TLD「.kyoto」の管理運営事業者審査に応募すると発表した。

ドット京都は、京都府で15年以上、ドメイン名やレンタルサーバサービスを提供してきたビジネスラリアート、フューチャースピリッツ、ブリッジコーポレーションの3社が中心となって出資を行い、2011年10月に「.kyoto」ドメイン名のレジストリ事業を目的として設立された新会社。

インターネット上の住所にあたるドメイン名については、レジストリの上位機関である米国の非営利団体 Internet Corporationfor Assigned Names and Numbers (ICANN)が、新TLD導入のルールを大幅に自由化し、一定の審査基準をクリアすることを条件に、地域名称や一般名称などをドメイン名として、TLDを発行する権限を委譲すると表明している。

ドット京都では、「京都」のローマ字文字列であるドメイン名「.kyoto」の取り扱いを目指している。ICANNのレギュレーションでは、申請文字列がISO 3166-1に記載されている国または地域の首都の名前の場合には、政府などの公的機関からの支持または異議がないことを示す文書の添付が規定されており、今回発表された内容は、この支持を得るために京都府が現在募集を行っている管理運営事業者審査に応募を行うもの。