リコーは、オフィスの主力となるA3対応デジタルフルカラー複合機における中・高速クラスのラインナップを一新し、新たに「imagio(イマジオ) MP C5002/C4002/C3302/C2802シリーズ」4機種14モデルを発表した。

発表されたのは、1分間の複写枚数(A4横のカラーおよびモノクロ)が、50枚のimagio MP C5002シリーズ、40枚のimagio MP C4002シリーズ、33枚のimagio MP C3302シリーズ、28枚のimagio MP C2802シリーズの4機種。プリンタ/スキャナの搭載/非搭載、ファクスの搭載/非搭載、ADFの搭載/非搭載によりモデルが分かれる。

価格(税別)は、 C5002シリーズが179万円から、MP C4002シリーズが154万円から、C3302シリーズが132万円から、C2802シリーズが117万円からとなっている。

「imagio MP C5002シリーズ」

「imagio MP C3302シリーズ」

新製品は、2010年11月発売の「imagio MP C5001/C4001/C3301/C2801シリーズ」の後継機種にあたり、今回、カラーやフォルムなど従来機からのデザインを一新し、グレーを基調とするモノトーンカラーを採用している。

操作パネル、排紙部、自動原稿送り装置などは、従来のブルーからダークグレーに変更し、新しい操作パネルは0~90度の間で角度調整が可能。操作パネルには新たにホーム画面を採用し、コピー、ファクス、プリンタ、スキャナなどの基本機能をアイコン化して、ホーム画面に表示することができる。また、ユーザー認証機能と組み合わせることで、利用者ごとにカスタマイズしたMyホーム画面の利用も可能。

そのほか、リコー独自の「カラーQSU技術(DH定着方式)」を採用し、定着ベルトにハロゲンヒーターを内蔵し、加熱パイプなしで直接定着ベルトを温めることで、オフ/スリープモードからの復帰時間は9.1秒となっている。

また、新開発の「カラーPxP-EQトナー」を採用し、従来機に比べ、カラートナーは約摂氏20度、ブラックトナーは約摂氏10度の低温定着が可能で、これにより消費電力の低減を実現。標準消費電力量(TEC値)は、従来機と比較して約22%削減している。

そのほか、新たに使用状況の見える化を実現するインフォメーション画面機能を搭載。利用者ごとや機器ごとの総印刷ページ数、両面利用率、集約利用率などを表示し、そこから用紙削減率などのeco指数を算出できる。

いずれも解像度は600×600dpi、標準給紙容量は580枚×2段+100枚(手差し)となっている。