The Programming Language Lua |
「TECHNOLOGY REPORT - Why "Lua" is on everybody's lips, and when to expect MediaWiki 1.19」の説明によると、Wikipediaのテンプレートで使用するスクリプトとして「プログラミング言語Lua」を採用することで関係者の意見が一致を見たようだ。これまでWikipediaの複雑なテンプレートを改善する必要性は指摘されていたが、これで進展を見せることになる。
「プログラミング言語Lua」は軽量高速なスクリプト言語。ほかのスクリプト言語と比較して実行環境自体のソースコードサイズが小さく移植しやすい。C言語を使った拡張性にも優れており、学習も比較的簡単という特徴がある。
Luaはこれまで話題に上げられることはあまりなかったプログラミング言語だが、2011年には何度もTIOBE Programming Community Index (PCI)のトップ20位入りするなど、注目度が急上昇した言語。一過性の人気ではなく、常にTIOBE PCIにおいて20位前後につけるなど、一定の関心を集め続けている。Wikipediaにおける採用は、ひとつの採用事例として興味深い。