総務省は1月18日、普及が進むスマートフォンについて、端末の利用者情報の取扱いに関して必要な対応などを検討するため、スマートフォンを経由した利用者情報の取扱いに関するワーキンググループ(WG)を設置すると発表した。

スマートフォンは、インターネットへの接続を前提とした高機能の携帯電話であり、端末に蓄積される情報も電話帳や電子メールのほかに、位置情報やアプリケーションの利用履歴など多岐にわたる。これらの情報の収集や利用は、端末利用者が十分に認識していない場合も多い。

総務省では、このような問題について、利用者情報の安全な形での活用や必要な対応を検討する場として学識経験者や弁護士などで構成される同WGを設置。1月中に第1回会合を行い、6月を目途にとりまとめを行う予定となっている。