Netcraft - Internet Research, Anti-Phishing and PCI Security Services

Netcraftは1月3日(米国時間)、2012年1月のWebサーバシェアに関する調査結果を発表した。同調査では、約5億8千万に及ぶサイトからレスポンスを得ていると報告されており、インターネットにおけるサイト数は、ホスト名ベースでもアクティブベースでも前月の調査と比較して4.9%増加しているという。

今回の調査では、すべての主要Webサーバベンダがホスト名ベースで成長を見せたが、シェアの点から見るとNginxのみがシェアを増やし、ほかのWebサーバはシェアを減らした。

さらにNginxは、アクティブサイトで見た場合は12.18%のシェアを記録し、MS IISのシェア12.14%を抜いて第2位につけた。1位のApacheのシェアは57.93%と圧倒的だが、2000年以降変わることのなかったApache 1位、IIS 2位という順位が変わったものとして注目に値する。

Nginxはロシアを中心に、2008年以降コンスタントにシェアを伸ばしてきたWebサーバ。開発が活発で、高いスケーラビリティが要求されるケースでの採用が増えている。2011年に入ってから一気にシェアを伸ばしており、今後も成長が見込まれている。