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Linus Torvalds氏は1月4日(米国時間)、Linuxカーネルの最新版となる「Linux 3.2」を公開した。

当初の予定から若干遅れてのリリースとなったのは、公開が年末年始にあたるのを避けるためと、いくつかのバグの修正を実施してからリリースするためだったと説明されている。

Linux 3.2には、当初の計画よりも多くの変更が実施された。多くの改善点や変更箇所があるが、特にARM関連の変更やDRMドライバの更新、VMwareグラフィック関連の改善などが目を引く内容となっている。

bzip2で圧縮された状態でのサイズはバージョン3.1よりも増えている。Linuxカーネルは、バージョン2.2の頃からソースコードのサイズが加速度的に増えており、こうした兆候を懸念する意見もある。

Linuxカーネル3.2は、次期長期サポートリリースとなるUbuntu 12.04 LTSでの採用が計画されており、Ubuntu 12.04 LTSの導入を予定しているユーザや企業は注目しておきたいバージョンといえる。