マネックス証券のチーフ・ストラテジスト広木隆氏による初の著書『ストラテジストにさよならを 21世紀の株式投資論』が26日、幻冬舎の新書版新シリーズ「ゲーテビジネス新書」から発売された。

『ストラテジストにさよならを 21世紀の株式投資論』(幻冬舎、780 円(税込))

同書は「個人投資家がなぜこれまで儲からなかったのか」を徹底的に分析することを通じて、株式投資の本質を浮かびあがらせているという。投資は「勝ちに行こうとしないこと」、「いかに負け(損)を軽微にとどめるかを強く意識すること」が肝要であるとの主張をした上で、"負けない投資"のやり方を提唱している。

以下は同書からの引用。

かつてファンド・マネージャーをしていたころは、個人投資家の方と直接お会いする機会はほとんどなかった。現在はレポートへの反響や講演会での質疑応答など個人投資家の声に接することが多い。そうした<投資家の生の声>に触れて気がついたのは『これまで株式投資でいい思いをしたことがない』『いろいろ努力しているが儲からない』『なかなか損切りができず、塩漬けに悩んでいる』というひとが大勢いるということだ。
なぜ個人投資家の多くが儲からないのか?成功体験が少ないのはどうしてなのか?
そこにフォーカス(焦点)を当ててみようと思った。

広木氏はストラテジストが提唱すべきは銘柄の選び方やチャートの見方といった「戦術」ではなく根本的な投資の考え方であるという信念のもと、同書のなかで繰り返し「現実主義に徹すること」、「謙虚であれ」というメッセージを個人投資家に向けて送っている。

マネックス証券では、著書の発売を記念して、「ストラテジストにさよならを 21世紀の株式投資論」プレゼントキャンペーンを開始した。期間は、2011年12月26日~2012年1月12日。キャンペーン期間中に、下記リンク先から応募した人を対象に、抽選で10人に同書をプレゼントする。

https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/1888