2012年1月5日に放送スタートするフジテレビ系昼帯ドラマ『鈴子の恋』の制作発表会見が19日、都内で行われ、映美くらら、浅野ゆう子、片岡鶴太郎、三倉佳奈、美山加恋、神保悟志、かとうかず子、脚本家の大石静が出席した。

左から、片岡鶴太郎、映美くらら、浅野ゆう子 拡大画像を見る

上方芸能界のトップとして激動の昭和を生き抜いた故・ミヤコ蝶々さんの波乱万丈の人生を、『セカンドバージン』、『蜜の味~A Taste Of Honey~』などの話題作を手掛けた脚本家・大石静が描く本作。後にミヤコ蝶々となるヒロインの鈴子を、元宝塚歌劇団のトップ娘役でドラマ初主演となる映美が演じるほか、継母のさきを昼帯ドラマ初出演となる浅野、父親・英次郎を片岡が務める。また主題歌を松任谷由実が手掛けていることも話題になっている。

映美は「女優人生でミヤコ蝶々さんを演じる機会はほとんどないと思うので、自分の宿命だと受け止めています。責任も感じますね」と引き締め、「丁寧に心をこめて撮影しています!」とアピールした。草なぎ剛と共演したフジテレビ系『僕と彼女と彼女の生きる道』で一躍脚光を浴び、芦田愛菜ら現在の天才子役ブームの礎を築いた現在15歳の美山は、「昼ドラが大好きで、脚本を読む中で鈴子の純粋なところや恋する時のドキドキ感、それに座長としての責任を考えるシーンが好きです」と演じる幼少期の鈴子に手応えを感じている様子。旅回り一座のために鈴子は学校教育を受けないが、「私も小さいときは学校に行けないときもありました」と子役時代の苦労を明かしながら、「鈴子は、学校にも行かず、友達もいない芸だけに生きてきた子。私も友だちに会いたいときもあったし、好きな人にも会いたいと思うこともあったんです」と役柄との共通点を語った。

美山とはテレビ朝日系ドラマ『女刑事みずき』以来の共演という浅野は「当時のまま大きくなって、さらに女性として素敵さも併せ持っている。できればこのまま大きくなってほしくない」と感慨深げ。親子役での再会となるが「彼女の感性には驚かされるし、鈴子を演じる姿を見ただけで泣けてきますね」と女優としての成長ぶりを絶賛していた。

前列左から、片岡鶴太郎、浅野ゆう子、後列左から、大石静、かとうかず子、美山加恋、三倉佳奈、神保悟志

フジテレビ系昼帯ドラマ『鈴子の恋』(東海テレビ・フジテレビ系)は2012年1月5日(毎週月~金曜 13:30~)より放送スタート。