スルガ銀行は、カードローン「Tポイント付きリザーブドプランカード」の申込手続きにおいて、Windows OSのタブレット端末によるペーパーレス受付を12月20日より開始すると発表した。

ペーパーレス受付には、凸版印刷の申込書発行システム「SPeedEntry plus(スピードエントリー・プラス)」を採用している。

今回導入するシステムでは、タブレット端末上のタッチペン操作による選択入力と手書き文字入力(OCRによるテキスト変換、及び手書き署名の取得)のみで受付業務が完了する。タッチペンによる手書きの入力データを認識エンジンを介し、テキストデータ化する。また、タッチペンの筆圧を感知し、文字の太さを再現することで手書き署名を画像として登録する。

端末のイメージ

タブレット端末には小型のプリンタとスキャナを接続し、申込書や同意書の控えの出力と本人確認書類の画像データの取得も実施。また、本人確認書類(運転免許証)の券面データを読み取り、名前や住所を自動的にプレ入力し、ユーザーの記入負担を軽減する。

デジタルデータで受付を行うため、受付完了後の不備チェックやデータエントリーが不要となり、書類送付にかかっていた時間的ロスが無くなり、申し込みの受付からローンカード発行までの期間を2~3日間短縮することが可能となるという。

今後、同行と凸版印刷は共同で、各種カードローン商品の申込手続きだけでなく、他の商品・サービスへの導入、商品説明を始めとするプロモーション用途を含めた受付業務全般におけるタブレット端末の活用を検討していくという。